結婚指輪の登場~西洋史から

日本人にとって、指輪というと結婚指輪やエンゲージリング、卒業式のカレッジリングという喜ばしい記念の一部のように思い浮かべますが、歴史を振り返ってみると、日本の古代の遺跡以外はあまり記述として残ってはいません。

杢目金屋のHPを見てみると日本らしい落ち着いた結婚指輪の彫刻が施されたものなどは逆に新鮮さを感じます。

それに比べ、西欧ではギリシア神話のプロメテウスの逸話に出てくるように、指輪は昔から大変身近なものでした。

この一番古い指輪の言い伝えともいえるプロメテウスの指輪は、ゼウスのいる天上から火を盗んだために怒りをかったプロメテウスが縛り付けられたコーカサスの山から解放される際に、ゼウスとの誓いの代りに縛り付けていた鎖と岩のかけらで作った指輪を生涯はめる続けるというものです。

そのほか、西欧には指輪が大きな意味をもつ物語に映画にもなったトールキンのロードオブザリング、ニーベルンゲンの指輪など枚挙にいとまがありません。

これらの物語にでてくる指輪は鉄製であって、権威の象徴であるほか、魔力を持つものとしての意味もあります。

結婚の際に指輪を贈られるようになったのはローマ時代からといわれていますが、これは結婚が売買婚の意味を含んでおり、持参金の意味合いが強く、結婚指輪というより婚約時に指輪を贈る習慣でした。